たびたび起きる自然災害は本当に恐ろしいですね。外国と比べて日本は、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害の発生が多いそうです。この数年間でも記憶に残る自然災害が日本各地で発生していますが私の住んでいる山口県萩市も、2013年7月28日に「萩市東部地区集中豪雨災害」が発生し、1時間の降水量が138.5㎜、3時間雨量が301.5㎜と、気象庁から「これまでに経験したことのないような大雨」と発表されたほどの豪雨により、河川の氾濫、土砂災害による住宅や農地の浸水、道路の崩落など、甚大な被害が多数発生しました。波多野建設も道路・河川の復旧作業に従事しましたが、災害の教訓を防災に活かす取り組みが必要だなと改めて感じました。
前置きが長くなりましたが、波多野建設では年に一度、緊急事態に対応するための教育として「緊急事態教育」を行います。今年度は、萩市総務部防災危機管理課に防災出前講座をお願いして「防災に備える」を受講しました。
講座では「東北地方太平洋沖地震・大津波」や「熱海市伊豆山地区土砂災害」などの動画を見ましたが、改めて津波や土砂災害の恐ろしさを感じました。今回の講座で、命を守るための「素早い非難」また「防災グッズ・防災用品の準備」「ハザードマップの入手」など、いつ起こるかわからない災害に備える必要性を学びました。ハザードマップですが、住んでいる地域周辺で発生しうる災害の種類、被害想定区域や被害範囲、近くの避難場所やその経路などが地図上に表示されています。お住いの市町村のウェブサイトから簡単に入手出来ますし、市町村役場に行けば紙媒体を交付してもらうこともできます。
ちなみに、家を建てる際の「土地探し」にハザードマップや、下にリンクを貼っています、国土交通省が公開しているハザードマップポータルサイトの「重ねるハザードマップ」や「わがまちハザードマップ」を活用して、洪水や土砂災害などの災害リスクを参考にするのも良いと思います。今住んでいる場所の確認もできますよね。
自然災害は忘れたころにやってきます。防災対策を万全にしていたつもりでも、時間の経過により準備が疎漏になることもあります。「あの時に準備しておけばよかったな…」と後悔しないためにも、日頃から災害に備えましょう。